シンガポール法人を設立すると必ず必要な社印が２つあります。(2017年3月より法人設立の際にコモンシールを作成する必要はなくなりました）

カンパニーチョップ（社印）

日本でいうシャチハタに近い取り扱いです

シーリングスタンプ（金属製型押し社印）

日本でいう実印に近い取り扱いです

「シーリングスタンプ」（金属製型押し社印）は下記の様々な名称で呼ばれています。

　　−　Company Seal（カンパニーシール）

　　−　Common Seal（コモンシール）

　　−　Corporate Seal  (コーポレートシール）

日本では「シーリングスタンプ(Sealing Stamp)」と呼ばれている事が多いので、ここでは「シーリングスタンプ」と名称する事にします。

シーリングスタンプとは何でしょうか？

企業が正式なオフィシャル書類等に押印するために使用される公式な社印の1つです。

カンパニーシールは通常、弁護士事務所等の司法権など有力な書類に利用されてきましたが、現在では、ほとんどの国でこのカンパニーシールの廃止を行っておりますが、シンガポールでは設立の際に必ず必要なアイテムの1つと位置づけされております。

基本的に会社名のみが金属製型押しに彫られており、通常は会社秘書役が保管しております。

弊社で会社設立をされたお客様にはシンガポール会社設立パッケージに無料で含まれております。(2017年3月より法人設立の際にコモンシールを作成する必要はなくなったため設立パッケージに含まれておりません）

シーリングスタンプ　S$128

シーリングスタンプはいつ利用するのでしょうか？

通常の業務ではほとんど利用する事がなく、シンガポールでは株券を発行する際に株券上に押印しております。

株券は秘書役により発行されますから、登記簿に登録されている秘書役がこのカンパニーシールの管理を行っているのが通常です。

何らかの事情によりこのシーリングスタンプを利用する場合は秘書役が発行するレターにて役員の認証を取る必要があります。

シーリングスタンプ使用例